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金総書記の死去 専門家の見方は

2011年12月26日
 
【新唐人日本2011年12月27日付ニュース】北朝鮮の金正日総書記の突然の死去に、世界中に衝撃が走りました。これは、不安定な東アジア情勢に重大な変局をもたらしかねません。朝鮮半島は有事になるのか、そうなった場合、世界に何をもたらすのか。新唐人の特集番組“世事関心”の司会者が、アメリカシンクタンクの専門家および中国問題専門家に、北朝鮮情勢を伺いました。専門家の見方を簡単に紹介いたします。
 
司会者
「こんにちは二人の専門家は北朝鮮の未来をどう見ているのでしょうか」
 
《世事関心》司会者 萧茗
「お二人とも多くはまだ確定できないと見ています。北朝鮮は不透明な国なので、外部からは何も見えないからです。ただ お二人が一致している観点は三代目世襲の今年28歳の金正恩は経験を積んでいないので、彼の個人の力量で北朝鮮情勢を安定させるのは無理だという点です。将来 複数の幹部が現われ、金正恩は飾り物にされる、可能性が高いと見ています。米国シンクタンク伝統基金会の東北アジア専門家もそう見ています」
 
司会者
「では 金正日の急死はどう見ていますか、今ブログなどでは他殺の可能性が挙げられていますがどう見ているでしょうか」
 
《世事関心》司会者 萧茗
「このような見方について、直接は聞いていませんが。伝統基金会の専門家がある重要なポイントを明かしました。メディアには公表されていません。金氏が死亡したその週末金氏は土曜日に死亡しましたが、その死亡と同時にある事が進行中でした。北朝鮮側から米国に接触してきたのです。専門家の話だともし金氏が急死しなかったら、月曜日のワシントンのトップニュースは“米国は朝鮮問題で重大進展を遂げた 六者協議が再開可能に”のはずでした。双方の談話によって、大きな進展を迎えるはずでした。
 
しかし 金氏の急死によって全てが停止しました。これは何を意味するのか。二つの面で説明すると、先ず 金氏の死が自然死だとすれば、それは天意であること。六者協議もそう簡単には再開できず。北朝鮮の非核化の道のりも険しい。もう一つ 金氏の死は自然死ではないとの見方。米国との交渉を支持しない、北朝鮮の非核化を支持しない、誰かが 彼を殺したのか。そうなると 問題は複雑です。ただ この一つだけで推測するのはあまりにも強引なので、北朝鮮の情勢はまだ観察する必要があるでしょう」
 
司会者
「ありがとうございます」
 
《世事関心》司会者 萧茗
「ありがとうございます」
 
司会者
「詳しい内容は番組の《世事関心》をご覧ください」
 
 

 

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